仕事して接骨院行ってきたら、左足がしこたま浮腫んでいると言われたのであった。
まじか。
とりあえず帰ってから風呂の前にトイレ掃除しておいた。
あとねえ、台所片付けたところで、ずっと流しの隅に放置されてる瓶があって、マミーはコレで新たなる生命でも創造するつもりなのかと思ったら、ただ蓋が開かないから放置していただけと判明。
まあ開けたよね。
「管理人さんが瓶の蓋をキッチン鋏の柄でガンガンぶっ叩き始めたときには、ついに壊れたかと思ったな」
え、そんな瓶が割れるほどには叩かないって。
「いや、管理人さんの頭が」
なんですってクシャーッ!
「だってなんか、まきざっぽ振り回して野を駆ける人みたいだったから」
端的にいうとどういうことだ。
「『はじめ人間ギャートルズ』みたいだった」
よっしゃそんならマンモーひと狩りいっとくか?
「管理人さんはなんでそんなに喧嘩っ早いんだ」
そうでもなかろうよ。
「だって兄弟が、女の人はなんかこう、キラッキラでいい匂いがしてって言ってたぞ。土方さんと出かけると、そういうきれいな女の人がいるところにも行ったそうだ」
島原! それはな、いいかなまんば君、君の兄弟がお出かけしたのは、きれいな女の人ばっかり集まってる場所だったからだよ。そうじゃない女の人の方がはるかに多いんだ。
「わかった。管理人さんはそうじゃない方の人なんだな」
まあそうだが、言い方!
ちなみに、今回は蓋の天面を叩いてみたものの開かないので、寝かせて蓋の縁、側面の細いところをガンガンぶっ叩いてみたところが即座にオープン。中はピクルスだったようで、漬け汁が漏れ出てきたので開けてみたらあっさり蓋取れました。
最後にものを言うのは打撃だ。
「ちょっとくさかったよな」
言うな!
さあ明日は休みだからな、何をしたものか。
出かけたいのが半分、寝て過ごしたいのが半分。
ああ、ホムセン行ってみるか? ってこの前行ったばっかり! だめだ、そんなにしょっちゅう行ってたら、ホムセンが大好きな人みたいになる。
「ホームセンターは楽しいぞ。俺と大典太は、それはもう有意義なひとときを過ごせるが、管理人さんは楽しくないのか? 」
いや、楽しいが? 楽しいが、でもドン包平ほど有意義には過ごせないよ。
「ホームセンターには、御婦人の好きな化粧品や文具の売り場もあるだろう。俺たちを待つ間、そういうところを冷やかすだけでもよかろう」
まあそうだけどさ! そういうことでなくて!
「ああ、俺と大典太は、明日は管理人さんに関係なくホームセンターに行ってくる」
今度は何を作るの。
「裏のキャンプ場に、悪天候のときに利用できるように大きなバンガローを作ろうということになってな。大物を作るのに適した道具や資材の金額を下見してくる」
ねえもうそれDIYではないよね? 業者だよね?
仲がいいのはいいことだけど、うちの横綱と寡黙な天下五剣はどこを目指してるの。
気になる一方ではありますが、揉めてるよりはずっといいや。
ああ、早いところミュシャ展も行きたいのよな。展示入れ替えを確認したいという野望もうっすらあるから、前期のうちにいっぺん、後期にもういっぺん行きたい。
明日早い時間に起きられたら考えるか。