仕事して接骨院行ってきた。
明日も仕事なのは実にクソだが、日曜に仕事に出るよりはまだいいと思うことにして行ってくるか。日曜は雪とか言ってるし。
雪なんて言われたらなあ。

「そんじゃ姐さん、雪に紛れる俺を捜す遊びしないか」
だが断る。
「なんでだよおおおおおおお! 」
むしろこっちがなんでだよ! そんな藤原竜也ばりの「なんでだよ」が出るところじゃないだろ。
「絶対楽しいから! 姐さんを満足させる自信はあるから! 」
やだよ。雪だよ? 寒いんだよ。ただでさえ足に爆弾抱えてるんだよ。冷えると即座に反応するやつをさあ。
「そんじゃあ移動は伽羅坊が背負って歩くから! 」
何かっていうと倶利伽羅に頼るのやめてやれ。かわいそうだろ。
「なんなら光坊は結構体温高いぞ。あの子はいい筋肉だからな、ほかほかだぞ」
もっとやめろ! 台所の神様になんてことさせようとするんだ。
もうな、雪の日にはな、部屋の中で懐中しることか食いながらダラダラしてゲームしたり寝たりするもんなんだよ。
「姐さん年寄りくさーい」
年寄りに年寄りって言われた。
「鶴さん年寄りじゃないもーん。お兄さんだもーん」
真のお兄さんは自分でお兄さんとは言わない。
あ、忘れてた。日曜には景趣変えないと。豆まくぞ。
「節分か。1年早いよな」
ほんと早いよな。豆まいて食べて、あと何があったっけ?
「恵方巻きは? 」
ああ、食ってる間だけ黙秘権を発動できるやつな。でもさ、太巻き1本一人で食うって、ロールケーキでもない限り厳しいよな。もうロールケーキでいいだろ。なあ。
「君、甘味に飢えてるのか? 」
甘味っつうか味のあるもの。やっとこの前処方された喘息の新薬、飲みきったんだよ。あれ、効くんだけど味覚をやられるんだよな。何食っても味がほぼないのはきつかった。セイシンテキが削られた。今度の診察で打診されたらやめるって言うかな。
「君、ここのところ食事時にすごい萎れてたもんな」
うん。飯の時間が楽しくないってな、つらいぜ。


「わかる」
「わかる」
おいでなすった。
「飯は人の体で得られる最大の楽しみだからな」
「飯がうまいのは大事だぞ」
アッハイ。
「あとは夏場の風呂上がりのパピコ」
「冬場のこたつで食うアイス」
「小豆がストーブの上に鍋置いて作るしるこ」
「裏山キャンプで食うカレー」
「休みの日にしこたま寝てからの寝起きで食うソーセージ丼」
「光忠さんのずんだアレンジ甘味」
「庭掃除後の焚き火で焼く芋」
「兄弟が作ってくれるお昼のラーメン」
「歌仙の炊き込みごはん」
食うことばっかりや!
「だって食うことは人の体でないとできないからな」
「刀のままだと何も食えない」
そうだね! 食えないよね!
「なあなあ伽羅坊、鶴さんのびっくり料理は? 」
「あれは料理じゃない、もっと真面目にやれ」
「驚いたけど、おむぎりに臭豆腐はきつかった」
鶴丸、臭豆腐をそんなもったいない使い方するんじゃない。あれ一切れでどれだけ酒を呑めると思ってる。
ということでね、新薬を飲みきったので、明日からは食べ物の味が戻ってくると思います。もうそれだけを楽しみに仕事してきます。
フートン出して明日の支度するか。