仕事してきた。
明日は残業入ってるので、帰りにちょろっと買い物しておかなくては。
きのうは朝からフートン干したり鉢植えいじったりしてましたが、きのう洗って干した冬用の保温毛布が乾いたので、後で圧縮袋に入れておかなくては。
明日あさってで水曜の遠征の支度しておかないとね。デジイチを1台にするか2台にするか。
雨は降らなさそうだけど気温がその分高そうなので、着るものをまた考えておかないと。
「お呼びかな」
「お、光坊、出番みたいだぜ」
「え? 」
「デコるの? そんなら俺に任せてよ! 」
「任せて! ボクと一緒にかわいくなっちゃおう! 」
あの、みんな、そんなにがんばらなくていいのよ?
「あのね、君は普段が構わなさ過ぎなんだから、こういうときくらいせめて人並みに身なりを整えておかないと」
なんですって。自分が長船でちょっとばっかりおしゃれだからって。
「俺は傍流だよ。純粋な長船ってわけじゃない」
でも長船じゃん! みっちゃんが「人間が言う親戚の子ってこんな感じなのかな? 」ってすごい喜んでたんだぞ。チョーさん来たとき。
「え。待って。光忠さんが? え、ほんとに? 」
わかりやすく喜んでるな。
「だって光忠さん、かっこいいだろ。憧れて悪いか」
いや、いいと思うが?
「って待て、俺の話じゃない。今は君の普段の服装の話をしてるんじゃないか。いいかい、君は普段、仕事に出るときにはジャケットじゃなくてジャージな上、何もない休日にはその辺にあったシャツとジャージで済ませているだろう。外出するなら、ちょっとがんばって身なりを整えたらどうなんだい」
がんばるの疲れるんだよなあ。ストレス体質だから頑張りすぎるなと言われてるし。
「体調を崩すほど頑張れとは言わないよ。ほどほどにやればいいんだ」
チョッめんどくさ。
「舌打ちしない! 」
さすが、まんば君のお兄ちゃん。躊躇いなく叱るな。
「君、お国より行儀が悪いよ。あの子は舌打ちはしないからね。ご兄弟がきちんと教えていたんだろう」
悪かったな。管理人さんはほら、基本雑種犬だから。ああ、だからって拾い食いはしないぞ。
なんかおしゃれ番長がアップを始めてますが、でもデジイチ持って歩くということはアレよ。歩くし、なんなら足元スニーカーだし、鞄はカメラバッグだからでかいよ。
「貴殿、彼女の普段の服装のセンスをどう思う」
「まあ、白と黒の車を呼ばれないんだから、最低限人類として守らないといかんラインは守っているだろ」
「歩き疲れた短刀を抱っこしてやれるというのは、そう悪いことではないとは思うよ。僕もそのくらいはわかるさ。だが仮にも管理人さんは女性だ。もう少し、着飾るとまではいかずとも、何かあってもいいと思うんだよ」
「姐さんにそういう期待はしない方がいいと思うぞ」
「そうか…。そうだね、いきなり何もかもを大きく変えるのは難しいのは僕もわかるよ。だが、諦めずに小さなところから少しずつ、働きかけてみるよ」
「相手はあの姐さんだ。がんばれよ」
「ありがとう」
君らは何を囁き合ってるの。まあいいけどさ。
とりあえず明日の支度して、もう寝てしまおう。明日の出勤早いからな。
フートン出して薬飲んで寝るか。