仕事に残業が生えてきたのであった。
明日は休みなので、たぶん何もしなかったりダラダラしたりすると思われます。
最近はヨーチューブで、中古車をお安く買って直してお高く売る動画を見てますが、この前はあまりにテレビがつまらんのでテキトーになんかやってないかとマミーが言い出して、番組表見たらこの番組がBSで放送してる時間帯だったのでガッツリ見てしまった。車買って売る担当のマイクが割と体積低めだったので初期だな、と思う程度に回数見てる俺。マミーが、車直す担当のエドとマイクが並んでるのを見て「これはこの人(エド)が身長高いのか、この人(マイク)が低いのか」と言うので「エドがでかくてマイクが身長低いのでオール阪神・巨人師匠みたいなもん」と答えておきました。
そして私とマミーをよそに、テレビを食い入るように見ている豊前江。
「管理人さん、俺バイク買おうと思ってるんだけどよ」
え。どんなの買うん。
「金田のバイクみたいなやつ」
じゃあ成田山のお札ステッカーにして貼らないと。
「でも篭手切がなあ。怪我しねえかってすげえ心配するからな。イマイチさあ買うぞ、って感じになれねえんだよな」
豊前大好き芸人か。でもあんたバイク似合うんだから、推しの颯爽とした姿が見られるって説得してやろうか?
「大袈裟だな」
とりあえず、こてきゅんはバイクの写真見せて、あとは手伝い札何枚かあげるから、それ見せて説得するんだな。がんばれよ。
「うち、手伝い札貧乏なのにいいのか? 」
構わん。札の枚数より刀のQOL向上。
「なんか悪いな。よっしゃ、これであとは松井の説得だな」
は? 松井?
「あいつは資金面のこと心配してるみたいで、資金繰りは大丈夫なのかって」
「豊前、バイク買うなら俺を納得させてからだよ」
出たー! ファー!
「ゴルフのときにカバンからグラブ出すおばちゃんみたいだな」
「キャディさんね」
「管理人さん驚きすぎだろ。松井も傷付いちまうだろ」
「俺は傷つくっていうより、管理人さんの声が大きいのに驚いてる」
ほら、管理人さん声張らないと仕事にならないから。普段の仕事もだけど、審神者も全員集めて話さないといかん場面もあるし。
「まあなんでもいいけど、豊前、買うなら新車か、中古にしても新しめで状態のいいものにしてくれないと。故障して転倒でもしてごらんよ、手入れで資材が消えるし篭手切が心配する」
「まあ、それは」
「ボロボロのを安く買って直しながら乗ろうとかはやめてくれ。結果として高くつくことになりかねない」
そっちが本音か。
「管理人さん、いいかい。『名車再生! カーディーラーズ』は、あれは年季の入ったプロが買って直しているから成立してる番組であって、初めてバイクを買う豊前にはハードルが高いと思うよ」
番組名言っちゃった! 松井、せめてピーを入れろって。
「マイクとエドの名前が出た時点で、わかる人にはわかるから無駄だと思うよ」
「今更だよな」
伏せてたのに。
「謎のこだわりだね」
「管理人さんのあるあるだな」
総合的に酷いな君ら。
「なんでもいいけど、機械いじりも割と得意っていうか、畑のトラクター整備してるから慣れてるんだけどな」
「トラクターとバイクは別物です」
ビシッと厳しいのう松井。
てゆうか松井、なんであの番組名知ってたの。
「なんでも何も、管理人さん、執務室でいつも見ながら仕事してるじゃないか。毎日のように車を買って直して売ってる様子を何時間も見てたら、いい加減番組名くらい覚えるさ」
あの、なんかごめんな。
ということでね、豊前のバイク購入があるのかどうかはまだわかりませんが、明日は接骨院行って掃除機かけて、あとはもうその場のノリ。
今日はもうそこそこで寝るか。
「ご主人様、豊前くんがバイクを買おうか考えているんだってね。でも、ご主人様は僕が馬になってどこへでもお連れするから、大丈夫だよ! 」
何一つ大丈夫じゃないことだけはわかる。
さあ寝るか。