ゆうべはうっかり「ブレードランナー2049」観たら、予想より長い映画でねえ。泡の出る茶色いやつ呑みながら観てたけど、終盤30分で疲れて寝ました。昼過ぎに起きて続き観ましたが、あー。なるほどねえ。そういうことをやったのか。
で、夕方になってやっと届きました。
同田貫トレーナーおすすめの腹筋ローラー。
「いきなり毎日何セットやれとか、義務的なことは言わねえ。とりあえず、今姐御に必要なのは、こいつの扱い方と正しい姿勢を飲み込むことだ。毎日やらないとだが、回数云々よりは、面白い、楽しいと思えるだけやってみろ。一度に何回何セットってのは、その先の話だ」
え、やだたぬき君優しい。
「姐御は義務の臭いがし始めたら嫌になってやらなくなるからな。楽しいと思わないと何も始まらねえ」
ねえ、私どんだけ君らに見透かされてるの。
とりあえず組み立てて…というか、まあハンドル差し込むだけなんですがね、ちょっとだけやってみたら、伸ばしたところでうつ伏せ寝になってしまった。
で、ちょっとググってみたら、完全に伸ばさず自分が耐えられるところまでで止めて、そこから戻るのがいいみたいですね。無理はするなということか。
フートン出す前にちょっとまたやってみよう。
「姐さんは体鍛えたら何をしたいんだ」
え。そうだなあ、まず、今仕事で声張らないといけないんだけどね、やっぱり腹から声出せるようにならないとしんどいからね。
「まずは楽をしたいと」
言い方。杵君言い方。
でもそれだけじゃないぞ。腹を鍛えれば、連鎖的に足腰も多少は変わるだろうし、そうなれば写真撮るときにブレにくくなる。
「姐さん、いまだに三脚持ってないもんな」
うん。私が写真撮りたいと思う場所って、大概三脚一脚禁止な場所だから。あとストロボ禁止な。
「お寺さんとか神社の庭だの彫刻だの、そういうのが多いもんなー」
あとは歩いてて遭遇した珍妙なものとか。そういうのは三脚出して位置決めてる暇なんかない。瞬間芸だからね。
「まあ何にしてもさ、がんばれよ姐さん」
うん。ありがとう杵君。君はほんと、悪事でない限り、どんなあほなことでも応援してくれるよね。そういうところいいよね。
まずは「腹筋ローラーをやると面白い」と思える経験則を作ることが大事。そこからスタートしよう。
「安心しろ姐御、俺はあんたの性分を知り尽くしてるからな、姐御がいやにならないギリギリを突いたメニューにしてやるよ」
盛り上がってる! うわあい頼もしいやらおそろしいやら!
「姐さん酒が切れちゃったーん。正三位にお酒買ってーん」
薄ら寒い!
「お、これが噂の腹筋ローラーか。姐さんがんばれよウヘヘ。どんなに疲れても、俺に酒を買ってくれるだけの体力は残しておいてな」
黙れ。年中アルアル言いやがって。
「まったくだ。ミロのほうがおいしいのにな」
「ミロのおいしさが分からないなんて、かわいそうな槍だ」
君らのご意見は、それもまたどうなんだろうなあ。
「え、運動するの? うん、とってもいいことだと思うよ! 」
「人の体にとって、健康は得がたい宝だと聞きました」
うわあ。真っ直ぐな笑顔が眩しい。
「体鍛えればこれぐらいできるようになりそうですよねー」
鯰尾よ。そんな夢が膨らむことを言うんじゃありません。
さて、明日あさっては仕事です。ゆうべ呑んだら昼まで寝ちゃったので、しばらくは早く寝て、疲れがたまりにくい生活サイクルにして行かなくては。呑んでも翌日朝のうちに起きられる生活を目指そう。
まずはちょっと腹筋ローラー使ってみて、それから寝ます。