仕事してきた。明日は休みなので、のんびりとファ美肉おじさん観ております。
テンプレなラブコメが、片割れを元おっさんにするだけでこんなに楽しくなるなんて。
7話に出る奴隷商人の人はあれかな。ボーイズラブの人なのかな。
疲れてるときにこういう楽しいものを見ると、やたらと腹抱えてゲラゲラ笑えるので最高だな!
さてどうしたものか。明日起きて、髪の毛が多いことに耐えられなくなったら美容院に電話してみるかな。
木曜に刀剣展なのであまりお金使いたくないんだけどね。どうしても我慢ならなかったら、切るだけにしておくかな。
「管理人さん、よろしいですか」
どうした、またそんな改まって。
「散髪にいかれる前に、乱が美容院ごっこをしたいと申しておりますゆえ、なにとぞ管理人さんにお力をお貸し願いたく」
つまり、私の頭で美容院ごっこをしたいと。
「有り体に申し上げればそうですな! 」
アッハイ。そういうことなら乱ちゃーん! 中途半端に伸びかかった荒れ放題の空き地の雑草みたいになってる管理人さんの頭でよかったら、おいでー!
「そういう中途半端な状態が、一番腕を試されるぶん、やりがいがあるんだよ! 」
あ、そうなんだ…うん、はい。
あの、なんかごめんね乱ちゃん。
「え? 何が? あ、ねえねえ加州さんと次郎さん呼んでいい? みんなで管理人さんオシャレにしちゃいたいなー」
うわあんもうかわいいなあ! いいよ! もうかわいいから許す! 好きなだけお呼びなさい!
「やったー! 加州さーん! 次郎さーん! 籠手切くーん! 」
なんか増えた! でも楽しそうだからいいや!
ゆうべはもくりで「三銃士」レスター版の上映会がありました。
一度観て予習してから挑んだのですがね。
1973年の映画なので、だいぶ昔の映画ではありますが、映画は新しけりゃいいってものではないので、十分堪能いたしました。
唯一恐怖だったのは、剣闘シーンのやたらとすぐ折れるサーベル! 一緒に観てたまんば君と大倶利伽羅が「おれた! 」ってでかい声で叫んで硬直してましたから。末っ子と伽羅ちゃんの叫びに反応して、堀川さんちのお兄さん二振りと伊達のお兄さん二人と貞ちゃんが、襖蹴り飛ばして転がり込んでくるまでがセット。
ちょっと調べてみたら、サーベルは単純に鉄の棒を研いでああいう形になってるそうなので、すぐ折れるみたいで、だから映画の中でやたらポキポキ折れてたのは、すごくリアルだったんですね。なるほど、フェンシングを見ると、サーベルやレイピアを突くように使っていますが、どうしても構造上切るより突く方が効果的に攻撃できるということなのか。
どうもね、本丸にいるうちの子らを見てると、サーベル頼りねえなとね、つい思っちゃいますがね。
でも実際に西洋の人からすると、日本刀と日本人ってこうなのかも知れない。
どわあふの匠ですら「変態」「一体何がここまでさせる」「(玉鋼の折り返しの層が)2万とか3万とか? きもいわー」言ってるし。
でも私も、もしこんなこと言われたらやっぱり言っちゃうんだろうなあ。これ。
だってドワーフ、鍛冶仕事のプロフェッショナルじゃん。できるって。絶対。
まあ、戦闘シーンではそんなこと考えてましたがね。他は概ね満足。下町はちゃんと生活臭すげえガヤのシーンが何箇所かありましたし、お城はあんまりくたびれた生活感がなくてちゃんとキラキラしていて、ああしっかり作ってくれてる映画だなと。上映会では、コアな三銃士ファンでフランスの文化にもお詳しいフォロワー様が「ちょっとスペインっぽいかなー」とおっしゃっていましたが、それでも核の部分で作品のキモをしっかり押さえて作ってくれた映画なのがわかりました。とにかく観客に「ヘイ『三銃士』は楽しいお話だぜ! こんなにノれる物語なんだぜ! 」と伝えてくれる、そういう映画でした。
次は続編「四銃士」だな。
とりあえず明日は休みなので、ちょっとゆっくりしてから寝ます。
散髪をどうするかは明日だ。とはいえ、電話しても店長さんまだ退院したばっかりで休みだったら仕方ない。そのときはそのときだ。