仕事に出たら時間間違えて早過ぎてしまった。
そして気がつくと今日から5連勤なのであったが、つまりそれだけ遠征資金が稼げるのでよし。
今日は帰ってから、きのう洗った羽毛布団が乾いてたので圧縮袋に入れて押入れにしまいました。
これで一つまた片付いた。
あとはえーと、アレ。ローズゼラニウムの苗の、色が悪い葉を間引きまして、あとは休みの日に落ち着いて植え替えるのみ。
まあ、植え替え用に買ってきたのがスリット鉢なので、またしても鉢底石使わないんですがね。
「なんだなんだ管理人さん、さては手を抜くつもりか? 」
否定はしないが、あれは使うと植え替えのときに厄介なので。だってさあ、コレだよ。この前の植え替え、ドン包平も見てたでしょ。
「まあなあ。この時は管理人さん、随分と苦心していたな」
もう、余程扱いが面倒っていうか、繊細でどうしても鉢底石ないと枯れるってものでもない限りは使わない。
「気持ちは分からなくはないが、大丈夫なのか」
スリット鉢なら無問題。この切れ目がそこの方に入ってるおかげで、水切れよくて土の中に空気がちゃんと入るから、根が酸素を取り込みやすい。なので鉢底石なくて無問題。ただしスリットから根が伸びるから、土の上に直置きはするなよ。おっさんとの約束だ。
「ああ、だから管理人さん、鉢の底に足つけてたのか」
浮かせてると水切れがそれだけよくなるし空気も取り込める。
ああ、また給水テープはつけておかないとな。何日か家を開ける遠征だと、その間水やりができないからな、受け皿やバケツに水張っておいて、テープ垂らしているだけ吸い上げられるようにしてやらないと。
だが、さてどうやって鉢を配置してこの灌水システム仕込んだものか。棚をなあ。やっぱり自力で作るようかなあ。
初夏くらいに遠征に出る予定でいますが、最悪それまでにいい棚を見つけてポチって、前日には灌水システム仕込んでおけるようにする。
「おい、管理人さん」
どうした。
「顔が死んでいるぞ! 月末の長谷部みたいになってるぞ! 」
え。
「死んでるとはなんだ失敬な。刀剣の横綱などと呼ばれていい気になっているようだが、貴様に事務作業の何が満足に務まる。言われて悔しいと思うなら、鶯丸と三日月、南海太郎朝尊と鶴丸の消耗品購入リストを見て、政府に必要経費として請求できるものできないものを分別してみろ」
「おいなんだこれ、三日月のこの、やたらとルマンドとシルベーヌとアルフォート率の高いのは、どういうことだ。あと南海太郎のこの、やたら大量のアルミホイルと砂糖とは何をしたときのものだ」
ああ、それな。南海先生の砂糖とアルミホイルは、畑の肥料と化学反応させると煙吹いて爆発する実験したんだよ。対遡行軍用の装備に流用できないかって。
「…うちは一体どういう本丸なんだ。危険な実験をさせたり危ないものを作らせたり、鶴丸のブービートラップが妙に洗練されていたり」
あー、まあ、そういうのを政府に提案したり、他所から提案された中で行けそうなものを実証してみたりを頼まれることが多くてなあ。
「本丸ないのコンビニ誘致が妙にスムーズだったと思ったら」
貸しは作っておくものだしコネも作っておくものだな。
「下衆な笑みを浮かべるんじゃない。ただでさえ疲れで顔色が悪いというのに」
そんな悪い? 70になってる?
「ああ、南泉や大倶利伽羅にお国が言っているのはこれのことだったか。70なんて言うから、年老いたと皆が言っているのかと思っていたのだが」
どうなん。
「70というより白塗りだな」
まじか。
「早く寝てしまえ管理人さん」
寝る。onちゃんかよやべえ。
なんかドン包平がやたらと心配するし、もう寝ます。本当もう、こういうところがなあ、まじでいい奴なんだよなあ。ドン包平、女の子には気をつけるんだ。あんまり誰にでもこういう風に体調気遣ったりとかしてると、ドン包平そんなつもりじゃないのにガチ恋されたりするからな。
ということで、釘刺したところで寝ます。おやすみ。
「お、俺はそんなに、ご婦人にはモテないぞ」
はいはい。いいからもう寝るからな。ではまた明日。