仕事したら、残業ついてる予定だったのが、ビミョーな暇さ加減に「どうにかなりそうなので…」と言われて定時上がり。帰りがけに、きのう買い忘れたものを買って接骨院寄って帰宅。
きのういきなりマミーから、郵便局のニイちゃんから電話があったとかで、明日また早く起きて待機、と言われまして、何の用かと思ったら「ハンコが合わないって言われた」って、何の判子が合わないのか。要領を得ないものの、おそらく保険関係だろうかとアタリつけておりまして、それなら明日またどうせ定期組みに銀行行く予定だったので、そこでハンコについては確認できるだろう。ただしニイちゃんがくる10時半までに行って帰ってこないといかん。エクストリームというか、もうRTAじゃねえか。朝から。
「なんかあれみたいだな」
あれって何だ。もしかしてこれか。
これか。
これか。
これか。
「それだな。72時間で札幌に帰れるか? みたいじゃないか」
何ワクワクしてんだこの野郎。ひっぱたくぞ。アバズレビンタで朝まで粘るぞ。
「やだ! ビンタはやだ! なんかやだ! 」
支店開く時間によっては無理だったけど、開店9時みたいなのでいけなくはない。もういっそいつもどおりに起きて、接骨院行って9時に銀行行って、そこで問題なく用が済めば10時には戻れなくはない、はず。
「それじゃあ余計に、早く寝てゆっくりしなくちゃね! 」
いい笑顔で食い込んできたなあ。で、みっちゃんはそれ、何を作ってるの。
「これかい? 明日のお昼のバターロールの仕込みだよ! 」
楽しそうですね。
「楽しいよ! この子は一晩冷蔵庫でゆっくり休ませてあげて、明日朝ごはんの片付けが済んだら出番だよ。さあ、僕もこれが終わったら寝ようかな」
「あ、みっちゃん、仕込み終わったのか? 俺片付け手伝うよ! 」
「ありがとう貞ちゃん! 」
仲よきことは美しきかな。
「光坊も貞坊もいい子だろう」
何を「私が育てました」ヅラしてんだ。どちらかというと「介護されています」じゃないのか。
ということで、
「おいおい、ここで何事もなかったように締めるのか? 」
締めるよ。今日はもう洗濯もしたし干したし、明日は朝からやることがあるから寝るよ。
「おいおーい、鶴さんともっと遊ぼうぜー」
むり。しんどい。つらい。
「どうした姐さん、憧れの人を見たときみたいな反応になってるぞ」
梅雨入っただろ。いきなり左足の靭帯が暴れてるんだよ。左腕も痛いし。
「痛いのはなあ、生きてるからなんだぜ。そう思うと痛みもそう悪いものじゃないだろ」
悪いよ! 痛い。歩きにくい。
「仕方ない姐さんだな。ほら、湿布貼ってやるからそこに座れよ」
おい、おかしなところに貼るなよ。
「目の周りにこう、」
目が冴えちまうだろうが!
「殴ったね! 二回も殴ったね! 父さんにも殴られたことないのに! 」
殴って悪いか!
「わはははは」
どわははは。
「いやあ、君がそうやって受けてくれるとボケがいがあるな! 」
こうも見事にボケられるとツッコミ入れてて気分いいわ。鶴丸、誉。
「おお、桜舞ってるぞ」
この桜さあ、ときどき「おいしい」って話も聞くんだけど、うちの桜はどうなん。
「そうだな、短刀のチビたちのはキャラメルみたいな味がするぞ。桜キャラメルって感じの」
やだかわいい。
「脇差連中だとビター気味のチョコ風味」
おお。
「打刀は個刃差が出るな。槍や大太刀、太刀の大半も含め大概は大吟醸みたいな香りと味なんだが、」
なぜ。
「知らん。ただ、伽羅坊とお国はなぜかポテトチップみたいな味で、同田貫は牛丼味だ」
なぜ!
「あと御手杵はからあげ風だし、加州はロゼワインっぽいし、鶯丸はお茶割だ。あと獅子王はコーラ味で、長曽袮はコーヒー風味だな」
いよいよ謎しかない。だがあんまり食べてみようとは思わないな。
「ちなみに俺は、ちょっといきんで気合入れるとずんだ味に変えられることに最近気がついた」
お前はどこまで驚きを追求すれば気が済むのか。
と、気分良く突っ込んだり思わぬ謎の真相に困惑したりしておりますが、まじでいい加減に寝よう。明日は朝からいつも通りに動かなくちゃあいけないのだ。起き抜けにRTA。どうだ。楽しそうだろう。楽しかないがな!
「管理人さん、寝る前にちゃんと薬飲まないとダメさー。おれ、薬研から預かってるよー」
そうだった、今日の懐お当番はなーちりーだったね。それじゃあ就薬飲んでこなくては。
目覚ましかけて寝るか。