仕事してあらゆることを片付けて、今日はもう何もしなくていいのであった。
さあ呑むか。今日は「幕末天狼傳」観るのだ。刀ミュの。
そしてアルバムポチって聴きまくるのだ。
天狼傳アルバムといえば、きのう今日と、私が仕事中にずっと耳許で「美しい悲劇」歌ってた鶴丸は明日は一日桑名君の助手な。明日は畑脇の堆肥を攪拌する日で人手が欲しいって言ってたから、朝からちゃんと手伝うんだぞ。
「え、朝から? 朝飯終わってからだよな? 」
起きたらすぐ手伝うんだよ。
「大地は人間よりも刀よりも早起きなんだよ」
ほらー! オーソリティーが言ってるじゃん!
ということで、桑名プロ、このたるんだ方の鶴の根性を修正してやってください。
「うーん、よくわからないけど、鶴丸さんが手伝ってくれるってことでいいのかな? 」
いいよ!
「いくない! 」
こう言ってるけど、これツンデレだから。
「ツンデレ? って何だっけ篭手切」
「小動物や短刀の相手をするときの大倶利伽羅さんみたいな感じですよ」
「俺を引き合いに出すな」
「ああ、ああいうのかあ」
そうそう。
「何が『そうそう』だ。風評被害だ」
「とおっしゃりながら、わたくしのブラッシングをやめないあたりで何も言い返せませぬよ」
「いや、だってこれはやるだろ」
「伽羅坊! 伽羅坊助けてくれ! 鶴さんを助けて! 」
「だが断る」
即答! 潔い!
「ひどい! 伽羅坊が冷たい! 鶴さんが折れたら泣いちゃうくせに! 」
「泣かないし、お前はこんなことで折れるやわな刀じゃない。そんな儚げな美少女顔していながら、Gよりたくましいのがお前だ」
「え、何これ鶴さん褒められてるの、貶されてるの」
たぶん冷静に事実だけを言ってるんだと思うぜ。
「すごいね、鶴丸さんは麦よりたくましいんだね」
そうだよ。踏まれてもなお立ち上がる麦のような不屈の太刀だよ。だから桑名君、どんな無茶振りも鶴丸はちゃんと答えてくれるぜ。
「わあ、明日の畑仕事が楽しみだなあ。鶴丸さんよろしくね」
「ハードルが上がったー! 姐さんひどい! 」
まあそう怒り泣きするなって。ちゃんと OS-1差し入れくらいはするさ。
「それ、具合悪い人に飲ませるやつだろー! 鶴さん、どうせなら光坊が淹れたアイスティーがいい! お茶請けに蜂蜜レモンがついてるやつ! ちゃんとおしゃれなグラスに注いであるやつ! 」
注文が多い!
「お茶が入ったよ。何でもいいけどね、君も明日はちゃんと早く起きなさい」
え。アチキのことかえ。
「アチキだよ。君は明日、天気がよかったら布団を干して、掃除をして、僕が推薦した書物をもう少し読み進めたまえ」
アッハイヨロコンデー!
「お酒を呑むのもいいけれど、ちゃんと朝起きられる程度にしておくんだよ。呑みすぎて寝過ごすなんて無粋もいいところだ、雅さのかけらもないからね」
アッハイ。
「姐さん、返事が忍殺の雑魚サラリマンみたいになってるぜ」
お黙れ鶴丸。お前明日は起き抜けから畑だからな覚悟しやがれ。
ということで、さてさっき買ってきたロックアイス、保冷バッグに入れてたんだけどちょっと溶けてるな。氷まだあったかな。見てこよう。
寝る支度だけしてから配信観ます。アルバムもポチらなくては。