仕事して残業して棚卸しに出てきた。気がつけば時間外が2時間発生してる計算なので、来月の給料が楽しみなのであった。
今日はもうとっとと帰りたかったので西武線で帰宅。明日のゴミ回収が燃えないゴミと小型家電だというので、部屋にあったいらないルーターやら壊れた時計やらをまとめて出して、近侍と補佐の外出随行用義体を行水させて、風呂入って洗濯して、明日の遠征の荷物まとめて、やっと落ち着きました。
だが明日はいつも仕事に行くのとさして変わらない時間に出発なので、早く寝ないとな。
「姐さん、目玉は左右1個ずつなのにカメラ2台も持って歩くつもりでさあ」
「デジカメはレンズ交換ばしゅるとゴミとかチリが入るばってん、どうしても必要だってゆうとったばい」
「でもさあ、更に酒蔵で酒買うつもりでいるみたいで、水物は重みが違うんだから、もっと考えろって。カメラだって、味噌のパックくらいの重みはあるんだぜ? 」
「酒買うって聞いて日本号が狙っとっとよ」
「まじかー」
なんか噂されてるようだけど、かわいいからいいか。仲いいなあ。
そうそう、今日の夕飯は、棚卸し開始の時間待ちの間にパスタでしたが、でけえ皿の真ん中にちょっと乗ってるパスタで、肥前君が死んだ目で見てました。
「こんなでけえ皿にこれかよ」「姐御、大盛りにした方がよかったんじゃねえのか」「今からでも盛りを増やせよ」「追加しとけって」とずっと言っていて、でも時間がないから我慢しとけ。
明日はパフェとか食べるから、それで我慢してくれって。
「パフェって、あのアイスだの果物だの、甘いもんばっかり乗ってる要塞みてえな菓子だろ。俺はもっと腹に溜まるもんがいいんだよ」
具体的に。
「あんだろ、肉とかラーメンとかカレーとか」
って待て、パフェがなに、要塞?
「要塞とか空母とか、そんな感じじゃねえかよ、見た目が」
え。
「やたらいろんなもんが盛りに盛られて、多砲塔戦車にそっくりだろ」
そんなこと考えてたの。
「何つうかよ、大艦巨砲主義って感じするぜ」
「そうそれな」
えー。肥前君にはそんなふうに見えてたのね。パフェが。乱ちゃんとかきよみっちゃんは「かわいい」「映える」「おいしそう」「キラキラ」って喜んでるのに。
「なんかポッキーとか刺さってると第三艦橋に見えねえか」
すぐぶっ壊される第三艦橋? ヤマトの?
「知ってんな」
肥前君は何で知ってるの。
「陸奥が部屋でちょいちょい見てるんだよ」
付き合いで見てたのね。
「そういうことだからよ、明日は甘ぇもんもいいけど、もっと腹に溜まるもんも食わせろ」
え、ついてくるの?
「全員姐御についていくが文句あるか」
え、アッハイヨロコンデー!
「忍殺のサラリマンみてえな返事だな」
そっちも履修してるのか。まあいいや、どうせ現地でばらけて時間決めて集合になるんだろうし。保護者に連絡が来るような、喧嘩とかしなければいいよ。
ということで、明日はいつも通りに起きるのでいい加減寝ます。
ああ、薬の支度しておかなくては。