仕事してきた。明日は休みなのドゥフフ。
あまりに蒸し暑くて、なんかもういっそ呑むか？ みたいになってますが、こういうことを言うとヒゲの正三位がきそうなので言わない。
「酒がどうした？ 」
呼んでない。呼んでないから。
いや、呑みたいのもあるんだけど、怪獣映画観ながら雑文の続きにも取り掛かりたいのよ。
と思ってたら、そうだ。呑みながらやればいいんだ。
「そんなことできるのか姐さん」
「器用な姐ちゃんだなあんたも」
アドレナリン侮っては困るな。駄文を書かせたら天下一の管理人さんだぞ。
筒井康隆先生も「ベロベロに酔ってても常に書くもののクオリティは保てるよう己を鍛え上げよ」的なことをおっしゃっているんじゃい。
「まあ、姐さんシラフでも酔ってるときと大差ないもんな。発想が」
「俺も審神者ってのはもっと神々しいと思ってたら、呼ばれて来てみりゃこの姐さんがいるんだからよ、まあ驚いたわな。あまりにテキトー過ぎてよ」
「でも管理人さんは、ワタシ達が本当に嫌がることは絶対しませンよ。常にワタシ達がやりたいことを支持してくれマス」
村正はいい子だねえ（なでなでなでなでなでなで）
うん。私ゃほら、君らの自主性とか個性とかを大事にする方針だから。忘年会とか夕涼み会とかで、やりたい子には余興やってもらうのもその一環。
「ところで、あの広間の壁を掲示板にして、短刀のお絵描き貼り出すのって、よその本丸はやってるのか？ 」
さあ、どうなんだろ。
「あと管理人さんの事務室、なまじ書庫とつながってるもんだから、短刀向けの推薦図書コーナーとかできちゃってるのはいいの？ 」
え。ダメっすか。やっぱり。結構子供たち来るからさ、それならここに置いてもいいだろと思ったんですが。
「いやいや、こうして読書を始めるのにちょうどいい本を集めてくれていると、僕はむしろありがたいし助かってるよ」
小夜ちゃんに読ませる本ですか歌仙さん。
「お小夜だけでなく、和泉にも読ませているんだ。あの子ももう少し、書に親しんで雅趣を解するようになってくれればいいなと思ってね」
…そうっすね！ うちの兼さん、カブトムシ狩人だけどそうなるといいよね！（目を逸らす）
今、兼さん江戸川乱歩の、
「もしかして『人でなしの恋』かい？ やっぱりあの子も兼定の銘を背負うだけあって、雅を解する感性があるんだねえ」
いや、少年探偵団です…。小林君の七つ道具に憧れてるみたいです…。
「…君、和泉が伝書鳩を欲しがったら、わかっているね」
うん、さすがにそれは止めます。世話するの堀川になりそうだし。
「彼の仕事をあまり増やすのは、山伏とお国に申し訳なくってね。頼むよ」
「少年探偵団は貞ちゃんも好きだって言ってたよ。大人の二十面相を相手に、子供たちが知恵と勇気で勝負するところが痛快なんだって」
そうだね、すごい大冒険感あるよね。
ちなみに粟田口は「ナルニア国物語」率高いそうです。この前乱ちゃんに、ナルニア国のキャラクターで誰が好きって訊かれたので、エドマンドとリーピチープと答えたら、エドマンドは露骨に驚かれました。いいじゃない。あいつ、ペペンシー4兄妹の中じゃ唯一挫折を知る男よ？ あとリーピチープは、ネズミだろうとチンチクリンだろうと、でかい志を持ったって恥ずかしいことなんかないんだと体現してくれた、かわいいのに器のでかい漢なの胸熱。だから「さいごの戦い」終盤でまた会えたのすげえ嬉しかったし、アレはね、あそこまでナルニアの歴史と一緒に走って来た読者の俺たちへの、C.S.ルイス氏からの粋なプレゼントだと思う。
そういえば、長谷部がこの前「さいごの戦い」の「悪魔に祈っても正しい願いであれば神に届くし、逆に神に祈っても邪な願いであれば悪魔に届く」ってくだりで目頭をおさえてたな。なんやかやいってカソリック。
「鶴さんだぞ！ 俺はこの前『絡新婦の理』読んだらそりゃあもう驚いたぞ！ あの人を撲殺できそうな厚みで驚いて、読んで驚いて、二度おいしかったぞ！ 」
「やあ、俺は夢枕獏の『鬼譚草子』を読んだが、なかなか趣深かったなあ」
鶴さん、あの本の厚みには同意見だけど、そんなポジティブに感想述べる本じゃないだろ。アレは。あと相談役、あれ古典えろでしょ。確かに趣深くて美麗ですがね。
「一期一振です！ 同じ夢枕獏作品なら、私は『羊の宇宙』を推しますな！ あの物語は弟たちと読めますゆえ！ 」
いやいちいち名乗らなくていいですから。あといち兄が教育熱心なのはわかったから。
「情操教育は大事ですぞ！ 」
わかってる。わかってるから。
これ以上続けてると、保護者大集合して短刀向け推薦図書発表会が始まりそうなので、なんか映画でも観ることにします。
って、なに呼んでるの鶴さん。やめろ！
もう自分の部屋帰れ後期高齢者！ 見た目だけ清らかな二度童！
ということで、今日はもうゴンギュラポの続き観てやる。
明日は休みですが、たぶん掃除洗濯とかで終わるんだろうな。まあいいや。
明日になったら考えます。
