仕事して接骨院といういつものコースでした。
きのう取れなかった美容院の予約は今日無事に取れた。しかも日曜の朝イチ。
明日はいつもの土曜出勤より1時間早いので、ということは上がりも早いの。
「おい逃げろ姐さん」
え。何が。
「俺は警告したからな」
だから。何が。何から逃げろと。
「あ、管理人さん! 明日の仕事、帰りが早いなら連隊戦お疲れ様会やろうか! 料理のリクエストがあったら言ってね。いっぱい作るよ! 」
ファー!
「それはゴルフでキャディさんが言うやつだよね」
ファー!
「言ったろう、逃げろって」
「え、作ってくれるの。じゃあねえ、正三位あれ。姐さんが冷蔵庫に隠してる武勇呑みたーい。あとねえ、ツマミはアヒージョとかがいい」
却下だ。武勇は私が呑むし、油煮は管理人さん今ひとつ食わぬ。
「じゃあ姐さんは何がいいんだよ」
管理人さんはアレよ。岩下の新生姜をこう、サラミとか生ハムとかに合わせてだな。あと岩下汁にウズラの卵漬け込んだりとか。
「それ絶対おいしいやつだよね」
そうだよ。絶対おいしいやつだよ。
「OK! 全部作るね! 任せて! 」
いやそんな張り切らなくても。いいのよみっちゃん。
「なあなあ、どうせならみんなで呑みながら『ハングオーバー! 』シリーズ一気上映会やろうぜ」
短刀が起きてる時間帯はどうするん。保護者の皆さんをどう納得させるん。
「えー、じゃあえーと、そうだ、横山三国志のアニメとか流すのどうよ」
あれ結構長いぞ。1話2話じゃねえぞ。シーズン全部流すんか。何日かかると思ってるの。
「そんなら『Gのレコンギスタ』劇場版」
5本あるぞ。全部観たくなっちゃうだろ。
「はーい! ボク、プリキュアとかアイカツ! がいい! あとディズニーのシンデレラとか! 」
「俺はねえ、お菓子と人妻が出てくるやつがいいんだぞ」
「ぼくは牛若丸のおはなしがいいです」
リクエストがバラッバラ!
もうアレだ。保護者からのクレームが来なさそうなのはカトリーヌ・ドヌーヴの「ロバと王女」とかだろ。
で、短刀が寝たらおとなは何を観るんだ。
「007シリーズ傑作選」
「『ロシアより愛を込めて』に『ゴールドフィンガー』『スカイフォール』か。悪くない」
「俺は『バーフバリ』でギリギリのところで画面がお花だらけになる口吸い寸前シーンを見たいのだが」
「平安刀はみんな元気だよねえ」
「鳴狐は『スタンド・バイ・ミー』がよいと申しておりまする! 」
「で、長谷部君は何がいいの」
「『スペース・カウボーイ』はどうだ」
「『アルマゲドン』って言わない辺りが完全に管理人さんの影響おっきいよね」
「俺たちを顕現してくださった方だぞ。当然だろう」
あ、ダメだこれ口出すと収拾つかなくなるやつだ。このまま置いておこう。
さて、明日は朝早いんだよな、とか言ってたら日曜も早いんだよなあ。
そこそこでがんばろう。真面目にどっぷりがんばるとろくなことないからな。
ぼちぼちフートン出して寝ます。
「あんた、だから逃げろって言ったろ。光忠はスイッチが入るとめんどくささの極みだぞ」
お前は。何からとか。主語を。ちゃんと入れろ。
「俺にそう言う馴れ合いを求めるな。お門違いだ」
小動物と馴れ合っているその姿からは説得力/ZEROだぞ。
「うるさい。誰と馴れ合うかは俺が決める」
鳴ちゃんのお供の腹をもふり続けながら言われてもなあ。