仕事してきた。明日は休みだけどね。
とか悠長なこと言ってられない。今朝、鉢植えを見たらえらいことになってたんだよ。
これ。
茉莉花すげえ育ってるなとか、のん気に思ってたらね。
これですよ。
なんなの。どんな育ち方したらいきなり根がここまで伸びるの。あなた私と出会ったのって今年の4月とか5月とか、そんなもんだったじゃない。なにをどうするとそんな急角度の超展開が起きるの。私そんなフラグ踏んだ覚えないんだけど。
今ちょっとググったら、植え替えは初夏か猛暑が終わった頃なんて出てきて、趣味の園芸のサイト見たら、5〜6月と9月って。やるなら来月末か?
まあいいか。茉莉花好きだし、この人については、持ち上げられる範囲内ならでかくなるぶんには歓迎。
本当は剪定した方がいいのかもしれないけど、苗からの1年目だし、自主性を大事に育てたらこうなった。
ちなみにうちの桑名君は、畑のことはちゃんと助言したり何か提案したりしてくれますが、私の鉢植えについては「管理人さんの道楽だから口出すのは野暮」とノータッチを貫いております。
「なんでも自分でやるから楽しいんだよ」
あとねえ、相変わらず花がついてるので、歌仙さんがお花を見にきたりする。
「大きく開く豪奢な花も雅だけど、こういう小ぶりながら健気に咲く花もまた、風情があっていいねえ」
いいよねたくましくて。寒くなければぐいぐい育つし、花もバッカバカ咲くし、ちょっと一輪摘んでお茶に放り込むと香りもいいし。
「ちょっと僕が言いたいこととは違うかな。もう少し雅趣のある表現をしたまえよ」
桑名君はどう。茉莉花。
「いいよね茉莉花。虫がつかないから手がかからないし、肥料と水を定期的にやってればあとは自力で育つんだから、ほんとに育てやすいと思うよ。ハーブなんて、大丈夫だろうと思ってると意外とやわだったりするからね。ミントもアレで結構虫がついたりするし、繊細だからねー」
だよねー。って、あれ歌仙さん、違った?
「いや…いいんだ、桑名の専門家としての意見は、四季の移ろいと向き合うからこそのものだからね。日々の暮らしを愛おしむ、その姿勢のあらわれさ」
桑名君が来てから、明らかに畑が整備されて作業しやすくなったし、収穫量も種類も増えたもんね。食材でどれだけ助けられてるか。
いや畑の話じゃなくて。
とりあえず来月末か10月の頭に植え替えするとして、鉢をどうするか。もう少しでかくて、部屋において違和感がないものにしたいんだけど、どんなのがいいのかしら。
あんまりみすぼらしくなくて、軽くて、あまり気負わずに買える値段で、長持ち。そしてできれば推しカラー。どこかにないものか。
色味は大事だぞ。それだけで愛せるからね。
そうだ、寝癖直しのスプレー、詰め替えボトルがなくなったんだった。買いに行くついでにホムセンで植木鉢見てこよう。
そんな私の現在の足。
もうね、今持ってるのって上羽絵総の胡粉ネイルしかないんですわ。これはクリアカラーの金雲母撫子。
あ、胡粉ネイルの艶紅、これ加州使ってるでしょ。ねえ。
「あ、気がついた? 」
やだかわいい。うちの加州この世で最もかわいい加州清光じゃね?(わが子の授業参観を4K撮影する系親バカ)
「太郎太刀は黄金色使ってるし、松井はネイル、おそらカラー塗ってるんだってさ」
まじか。結構胡粉ネイルユーザー多かったのね、下宿屋本丸。
「乾くの早いし、臭くないし、爪が痛まないしで全員が行き着いたって感じ」
わかるう。
おしゃれマスターとうなずき合ったところで、今日はもう寝るかな。
今気がついた。
茉莉花の色味がどうあがいても「杵君の内番ジャージ」だった…。葉っぱが濃い緑。花が白。
ダメだ。もう私は長くない。
「あほなこと並べてないで、とっとと寝ろ姐御」
「姐さん、あんた疲れてるだろ。寝ちまえー」
アッハイそうですね。いい加減寝ます。
明日はちゃんと起きて打鍵する日だ。なんとかがんばる。