仕事してきた。まあ明日も仕事なんだけどな!
しかも8時半出勤。いつもより早いからなあ。気をつけないと。
さっき風呂に入ってたら足のネイルはがれたので、これから塗るぞ。
上羽絵総の通販限定カラー、薔薇色がカワイイなので気になるが、どうしよう。あ、いかんうっかり沖縄限定カラー見ちゃった。アタイ見ちゃった。仏桑花カラーいいな。私どうもブルベ冬タイプのようで、こういうパキッとした色の方が合うみたいです。白っぽい色味を持ってくると、逆に肌の色が悪く見えてしまう。
なんてやってたら、後ろで加州と乱ちゃんと次郎ちゃんが「やっとわかったか」という顔しております。
「今更? 管理人さん何年人間やってたの? 」
「だからいつももっとオシャレしよって、ボク言ってきたのに」
「あんた自分のことになると、いきなりどうでもよくなるの悪い癖だよ。アタシたちのことは一所懸命に世話するのに」
おしゃマス三振りが赤べこみたいにうなずいてる…。あの、なんかすんません…ごめん…。でも君たちがかわいいからそれをさらに伸ばしていくのが、管理人さんのマイブームだから…。
「じゃあ管理人さんさ、胡粉ネイルのコレとコレで俺と姉弟コーデしようよ」
え、どれ。あ、限定色の緋色かわいい。
「それはだめ。黄色味入ってるから、たぶん管理人さんの肌色には合わないかも。実際にサンプルで確認しないと心配。だから今回は、確実に合うところで俺とコーデしよう。京紅と艶紅ね」
「いいなあ加州さん。ねえボクも一緒にやりたいな」
「えーアタシもやりたーい。次郎ちゃんを仲間外れになんてしないよね? 」
「いいじゃんいいじゃん! 次郎も乱も盛っちゃおうよ! 」
まじか。なんかイケメンの代わりにかわいい子二人侍らせてるブルゾンちえみと超美人ドラァグクイーンみたいになりそうだけどさあ、コレ私大丈夫なのか。
「え。何言ってるの。何が心配なの。てゆうか文句言う奴がいたら斬っちゃえばいいじゃん」
「ひどいこと言う人とかいたら、全部ボクと加州さんと次郎さんでプスってするから大丈夫だよ! 」
「そんなバカがいたらアタシが静かにさせるからね、何にも心配ないよ! 」
いやプスっじゃなくて。ってうーん、かわいいなあもうお三人さん!
「今、私の弟の話をしておいででしたか」
うわ驚いた。うん、してたっていうか、ここに乱ちゃんいるよね。今日の懐お当番だし。
「私の弟は皆かわいいですが、乱はとてもおしゃれな子で、常に身嗜みをきちんと整えることを忘れないしっかり者ですゆえ」
「おや加州に乱と次郎まで、今日は何の集まりかな」
「お茶が入ったよ。なんだか楽しそうだね。どんなお話をしてたのかい」
あ、台所の神様。お茶ありがとう。
「えーとねえ、今日はねえ、ボクらで管理人さん改造するってお話だよ! 」
「やあ、それはいいことだね! 彼女ときたらもう、およそ雅さのかけらもないからねえ」
「うん、管理人さんはもっと、僕らにかまけずに自分のことも手をかけた方がいいよねえ」
耳がー。耳がー。
「君ね、まずは今月のお給金をいただいたら、散髪に行ってきたまえよ」
うん、それは行く。いい加減行かないとまずいからね。行くよ。
なんかもう、5年からの付き合いともなると、みんな遠慮がなくなってるなあ。とはいえ、その方がいいよな。
「まったく君ときたら、神を相手に名前も顔も隠さないなんて、隠されても不思議はないんだよ、もっと気をつけたまえよ」
いやーいやーいやー。だって顔も名前も知らない奴の命令で戦いに行くとか嫌でしょうがよ。仲間であればオープンに。長く気分よく付き合うなら、そういうの大事な。
「そ、そこまで信じられちゃったら、もうおかしな真似なんかできないじゃないか、本当にもう! 今度のお休みには、酒は無理だろうけど、何かおいしいものでも食べようね! 」
とりあえず兄やがご機嫌よく引き揚げたところで、明日は早く起きるので寝ます。
早く仕事が終わるから、帰りがけに胡粉ネイル見に行くかな。
お化粧に興味を持ち始めた小さいお子さんがいる方、子供がつけても爪に負担をかけないし、ぬるま湯でふやければ簡単に剥がせるネイルなので安心です。
まずはあと2日仕事してきます。