雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

たくましき植物のマッスルは隙あらば自己主張を始める

仕事してきました。

帰るとカランコエがこうですよ。

昨日まではこうだったのに。

琥珀糖は表面に軽くシワが出始めていて、乾燥が進んでいるようですね。土曜に雨が降るみたいなので、そこで一旦室内に取り込むとして、あとは軒下に出して干しておこう。

日曜は何もせずに寝て過ごすつもりでいたら、義妹から「職場で美術展のチケットもらったのがあるんですけど」とLINEきまして、チケットの写真見たら今度の月曜まで。星海坊主(親父)とマミーは行かないというけど、まるっきりいらねえと断るのもなあ、ということで、1枚だけ私がもらって行くことにしましたよ。日曜の東京駅…。どれだけ混雑するのか…。おそろしいけど、まあたまには変わったものを見ないとね。

東京駅周辺って皇居とKITTEミュージアム以外に何があったっけ?

 

たまには変わったことしようと思ったのもね、大した理由ではないけど、それなりに思うところがありましてね。

新年早々に、50過ぎのおっさんが同窓会の最中に元同級生を包丁でプスってしたなんてニュースを見ましてね。おそろしいことにこの同窓会、全員の地元のスナックだかなんかでやってたそうで、何なのこの、いい加減それなりに仕事して社会経験も積んでるはずの年齢の集団が、地元のスナックで同窓会という安直さ。もう少しそれなりの洒落たレストランでも借りてやるとかでなく、地元というドメスティックさ。しかも、その席で参加者が同級生を刺すという、ヘドロみたいに煮詰まった視野の狭さ。

やっぱりね、自分の生活の全てを半径5メートルで済ませちゃいけないんだよ。そこしか知らない、知ろうとも思わないから、寄り目のジャンキーばりに視野が狭くなるの。

だから私はときに近侍を連れまわし、

ときに何か作ってみたり、

推しの地元に課金したりミュージカル観たり映画観たり、

博物館に行ったり写真を撮りに行ったりするんですよ。

ああいうドメスティックの極北みたいなニュース見ちゃうと、自分の生活どころか人生まで固定してしまうことがいかにおそろしいかがよくわかる。

マンネリはいけない。

 

「杵にいー! 大変ばい! 」

「まちゃにいー! 大変だ大将がー! 」

「おー、どしたー」

「どうした、夜中にでけえ声で」

「い、今、管理人さんのお部屋の前を通ったら、」

「俺たちおしっこしに厠行って、部屋に戻る途中で」

「管理人さんが、真面目な話しとったばい」

「どうしよう、大将はあほなくらいが丁度いいんだよ」

どしたー。ワイワイガヤガヤしてるけど。

「大将、頭大丈夫か? 」

おいおいあっ君、いきなりご挨拶だな。おっ平野君に博多ちゃんも。よーしまとめて懐中に入れちゃうぞー。はーうちの子はみんなかわいいねえ。

「ああ、即座に三振り揃って懐に入れる判断はいつもの姐さんだ」

「姐御、たぶんこりゃちょいと疲れてるな。痛めてる左足の調子がよくねえんだよな今」

「そうでしたか。僕らに何かできることはないでしょうか」

「懐は嬉しかばってん、厚兄と平野と一緒だとぎゅうぎゅうばい」

「大将無理すんなって」

「よし平野、厚、明日にでも鶴丸と鯰尾…は今連隊戦の作戦立案で忙しいか、そんなら一文字の爺さんか大倶利伽羅にでも声かけて、姐御に何かあほな映画観せてやれ」

「そうだな、姐さんにはそれが一番効くな」

「あとはどうでしょうでも観せるんだな。あれは鉄板で笑えるからな」

え、何どうでしょう? 杵君たぬき君よかったら観る? 今ツリーハウス建てるシリーズ見てるけど。

「いいから寝とけ姐御」

「明日あさってまで仕事なんだろ姐さん」

「あんたは足に湿布貼って寝ろ、いいな姐御」

「連隊戦周回してる第二部隊が戻るまでに寝る支度しとけよー」

 

近侍と補佐に釘を刺されてしまったので、いい加減寝ます。

うちの近侍と補佐は怖いんだ。寝ろって言われて寝てないと、両サイドを固めるように掛け布団の上から、左右で添い寝してくるからね。おかげで寝返り打てなくて実に寝苦しい。身長192センチのギリシャ彫刻みたいな槍と、身長169センチの質実剛健が文鎮みたいに押さえつけるわけですよ。ひでえ。

さて、明日あさって仕事してくるか。