仕事してきた。きのうは姉の家族で飼い始めた犬の名前で不可思議な思いを抱いておりましたが、私は忘れていた。カールといったら、カールグスタフもグスタフ・カールもいいが、一番忘れてはならないカールがいた。
「おい、あんたカール・ゴッチを忘れてねえか」
「姐さん、なんでカールグスタフとグスタフ・カールが出るのにカール・ゴッチが出ないんだよ」
しまった!(ドラムとシンバルの音)(下駄で全力疾走)
「いやそりゃ、そのBGMは市川崑版の金田一耕助じゃねえかよ」
肥前君詳しいね。
「あんたたまに取り憑かれたように昭和51年版『犬神家の一族』しつこく観るだろ。あれだけ観てたら、脇で観てても覚えるだろ」
あの、なんかごめんな?
「いや、八つ時に短刀連中のお守り頼まれると、大概ポケモンか特撮ヒーローかプリキュアだからな、そっちよりゃ気分的には楽だ。個人的には定食屋でうどん食うあのシーン、坂口良子には腹一杯食わせてやりたくなったな」
あー、あそこな。坂口良子さんがかわいらしいけど、食べようとすると何か話しかけられて食べられないのかわいそう。
「ああいうネエちゃんはちゃんと飯食わせてやらねえと。よその俺がどうなのかは知らねえけどよ、俺は食いっぷりのいい女好きなんだよ」
「あのうどん気になるよな」
兼さんと肥前君で違うところを見てるのがわかりやすいな。
「和泉守はエロより飯だろ。まあ俺も飯のほうが優先度は高いが」
そういえば獅子王君も「女の子と何話していいのか、話題とかもそうだけど困るよな。間がもたないっていうかさあ」って言ってた。いや、獅子王君なら黙ってうんうん話聞いてればどうとでもなりそうだけどさあ。
「女の子ってわっかんねえよなー。秋田と一緒に見つけたすげえドングリ見せたら、なんか曖昧な顔で笑っててよ、なんだよこんなでっけえドングリだぜ、すげえじゃんかよ。ピカピカだし帽子付きだし」
兼さん、女の子にガンプラ自慢とかするなよ。
「ねえご主人様、今プロレスの話してた? 」
どうした亀甲。
「プロレスというとロープワーク、ロープといったら僕だよね! 今日は新しい縛り方を覚えたから、さっき青江君にお願いして練習したんだ。ちゃんと覚えたらご主人様にお教えするから、そうしたら僕を縛り上げてね! 」
「亀甲君は筋がいいよね。もうこんなにものにしてるんだよ。そのうちプロとしてやっていけるようになるんじゃないかな。お金の取れるいい仕事だよね」
「ありがとう! でも、僕はご主人様専任の緊縛コーチ兼、ご主人様がぎゅうぎゅうに縛り上げてスッキリされる用の縛られ担当だよ! 僕の技もこの体も、どっちもご主人様だけのものなんだ! 」
重い。
あとなあ、ロープワークってのは、たぶん亀甲が想像してるようなもんじゃないと思うよ。
さて、明日こそ美容院の予約を忘れないようにしないとな。いい加減暑くなる季節に入りつつあるからな、ちょっとスッキリさせておきたいところです。
明日仕事して、予約取れたらあさって散髪して、そのついでにカメラバッグのインナー探して、あとそろそろゴアテックスのジャケットも探してみるかな。古着屋でもいいし、登山ショップとかでもいい。値段と防水性で納得できれば買う。
とりあえず明日も仕事して、それからだな。
ゆうべは姉一家がきたりいぬがいたりでガチャガチャやってて遅くなったので、今日はもうとっとと寝る。
睡眠足りないとすぐこうなりがちなので気をつけます。