仕事してきた。喘息最高潮。
そして帰ってからすぐ風呂に入り、noteのアーカイブで出てる忍殺読みながら、気がつくと20分以上風呂で温まっていて、ほんともうあの小説面白すぎてもはや犯罪。
明日あさって仕事すると休みですがね、呼吸器科の診察入ってて、これまたお医者に「ありゃー」みたいな顔されそうだな。
喉の痛いのはだいぶ下火になってるが、鼻が出始めていて、咳・痰と鼻水ですね。できることなら無言で生活したい。
「よし任せろ姐さん、こう、俺が後ろから腹話術みたいに、姐さんの口パクにアテレコしてだな」
却下。お前碌なこと言わなさそう。
「ひーどーいー」
拗ねるな。
「そんなら本丸内でオーディションするか! 姐さん声低めだから、俺らの中で声が高めの連中から代表者決めれば、いいセン行くんじゃないのか」
だからやめろって。
「短刀と、あと脇差代表は浦島と堀川だろ、ああ短刀とは言っても薬研はあいつ、声が漢前だからな、あいつは審査員として参加させるか。打刀は誰がいいかな。宗三と長谷部と加州に大和守、松井、亀甲と、」
本格的に考えるんじゃない。
「我が主が体調不良? 今こそ我ら刀剣男士が一丸となってお支えするべき刻! 皆、心を一つにしてがんばるぞ! 」
「姐さんなら、体調悪いとか言いながら仕事に出てるし、なんならきのうは政府広報の本丸の演劇の配信見てたじゃねえかよ」
「管理人さんの体調を思いやって、今自分ができるベストを尽くそうとする水心子、かっこいいよ! 僕も親友としてすごく誇らしいし、頼もしいなあ」
「き、清麿! 」
「お師匠様、管理人さんならさっきからずっと鼻をかんでいますよ。『体の成分の大半が鼻水に変わりつつあるんじゃないのか』とか言いながら、ティッシュを傍に置いて離しませんね。実に興味深い」
「体の大半っつうかよ、まずは脳みそが鼻水に化けて流れ出てるんじゃねえのか」
「肥前って管理人さんのこと嫌いなの? 」
「いや別に、嫌いってほど積極的に嫌っちゃいねえけどよ、もうちょいしっかりして欲しいとは思うぜ」
「僕はああいう油断のある人、割と好きだけどなあ。水心子にもよくしてくれるし」
「私も、話しやすくて親しみやすいからな、我が主はそう悪い審神者ではないと思うぞ」
「さっき内番の日誌持っていったら、鳩サブレもらったんだよね水心子」
「ああ! いつも真面目に働いてくれるから清麿君と食べて、と…って、あ、こ、これは、みんなには内緒って! 我が主が! あわわわわ」
「別にひったくって食ったりしねえよ、心配すんな。だが源、お前も結構な趣味してんな。油断がある人間が好きって、エグい表現だな」
「僕はいい審神者だと思うよ。本丸に来てすぐに、蔵ひと棟くれて、実験はここでしなさいって、あれは本当に嬉しかったなあ。書庫にも近いし、研究が佳境に差し掛かったら寝泊まりもできるし」
「先生、それぁ『やべえことやるなら蔵の中だけで収まる規模でやれ』っていう遠回しの意味だぜ」
「おや。そうなのかい? 」
あ、珍しい取り合わせでだべってるな。
「ああ管理人さん、噂をすれば。今度、対遡行軍用の試作兵器で、山伏君と石切丸君の御祈祷済ボールベアリングを使用した対人簡易地雷の実験をしたいのだけど」
やめなさい。どうしてもやりたいなら異去か特命調査マップでやりなさい。
「先生、またそんな危険物作ってたのかよ」
「朝尊、お前という子は」
お、なんだお説教開始か?
ということで、風邪は治るのに半月くらいかかるんですよ。
一晩寝ると治るとかいうのはフィクション。
明日あさって仕事なのでね、今日はもう寝ます。
明日の支度しなくては。