雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

応用は基礎があるからこそ輝くの

仕事して接骨院寄ってきた。

右手親指は現在、痛みの出方がよくわからんことになってるので、3方向からテーピングしておりちょっとしたカオスになっております。親指が打鍵に使えないとやや不便。句読点とか打つのがもどかしい。

ニュースを見れば、陸自の訓練で手榴弾の破片が当たって事故死とか言ってて、いやあの、遮蔽壕に入らなかったんか。榴弾投げた訓練生が強肩だけどノーコンとかだったとしても、こればっかりは完全に事故だ。責めてはいけないと思うよ。

 

今朝方、無事に「真景累ヶ淵歌丸師匠の語り直し版を聴き終わりました。すごいな。これが古典の底力か。おかげで落語を聴く楽しさを知りました。なもんだから、今度は歌丸師匠の噺を何本かまとめたものとか聴き始めちゃって、これやばいだろ。すげえ楽しい。

そういえば永野護がインタビュー記事で「クラシックのオペラ歌手の人が、自分が知る限り最初にエイズで亡くなった芸術家」ということを言っていて、そういう芸術家として尖ったセンスを持ってるのは圧倒的に古典的な分野の人たちなので、今流行りの新しいジャンルの人間では、ちょっとやそっとでは太刀打ちできないとも言っていたなあ。

あと、俺が昔バイトしてた寿司屋さんのお客さんで、狂言の某流派の先生が「分家では新しいことをどんどんやるけど、僕のうちは宗家で本家だから古典を守っていかないといけないの。そういうのをきちんとやってるところがないと、新しいことってできないからね」とおっしゃっていて、オーソドックスがあるからそこを破壊なり変革なりしようとする過程で何かが生まれるわけで、オーソドックスなものがなくなっちまったら、変革もうんこもないからこそ、一番最初の古典的なものを守っていくということですね。どっちもないと困るんだよ。で、新しいことは分家でやってるから、先生のおうちでは古典的な正統派のものを守っていく。役割分担ですね。

そういうのは大事だ。

「そう、大事だ。いいこというな管理人さん」

どうしたまんば君。

「正統派の、きちんとしててカックイイ山姥切は本歌、毎日元気で筋肉を鍛えるわんぱくな山姥切は俺。そういう役割分担は大事だ」

オッオウ。

「あほなことを言ってないで、お国、お前はもう寝る支度をしなさい。のんびりしてたらあっという間に11時になってしまうよ」

チョーさんも流す技術が身についてきたな。

「お国のふはふはな発言に律儀に突っ込んでいたらキリがないからね。公序良俗に反していたり、明らかに間違った知識で言っていること以外には目を瞑ることにしてるんだよ。あまり厳しくしても、ご兄弟の教育方針とずれてしまっては意味がないだろう。その辺のことは、山伏さん堀川君ともこまめに話をするようにしているよ」

努力してんなチョーさん。

「傍流といえども長船の刀たるもの、めったやたらと揉め事を起こして光忠さんを困らせるなんて、美しくないからね」

ぶれねえな。

 

ゆうべ仕込んだ即席アイスティー、一晩サーモポットに置いていたら、ごってり入れた氷がほどほどに溶けていい具合になっておる。意外とうまいな。

「おお、管理人さん、さっきテレビ見ながらすいかバーを食べていたろう。ぽんぽんは大丈夫か? 」

で、その虎君はどうしたの相談役。

「俺は昼間に、あまりの暑さにお昼はそうめん、それから縁側で冷やし緑茶を飲み、おやつは短刀の子らと一緒にアイスキャンデーを食べ、夕飯のあとで次郎太刀の小料理屋でよく冷えたビールを飲んできたが、これこの通り、小虎をずっと腹に抱っこしていたから元気だぞう。これはな、この小虎を五虎退が貸してくれたのだ」

なんですって。羨ましい。おい相談役、ちょっとものは相談だが、これを頼みたい。

これ。

「管理人さん、表情が明美ちゃんそっくりだぞ」

いいからやれ。

「はっはっは、やりたいのはやまやまだが、俺も年寄りだからなあ、老身にはいささか堪える」

いいから。そういうのいいから。

「任せてご主人様! 三日月さんの代役、この僕が立派に果たしてみせるよ! さあ、存分に! 」

しまった。その筋のオーソリティーが来てしまった。

とりあえず、まずは亀甲をいい感じに縛り上げて、

「はぁん」

これはこうして目の前で片付ける。

「ああ、そんな、お預けだなんて! はあはあお遊びが高度だよ! ああ、待ってもうあの、僕僕僕、」

ということで、明日の支度しながら、ゆうべは維伝本編だけ見終わったので、残りを観つつ明日の支度しよう。

明日は帰ったら慈伝だ。