仕事して接骨院に寄ってきた。
明日は月に一度のらぶフェス2022観賞会なので、明日のツマミも仕込んでおいた。
岩下の新生姜を、あほだろうと言われるほどぶんぶんチョッパーでぶんぶんして、コンビーフとマヨネーズと混ぜてミックスビーンズを混ぜる、人をダメにするディップ作った。クラッカーも買ってきた。
ということは、明日は生きるか死ぬかの大怪我を負ったとかいきなり急な病にかかったとかでない限りは、武勇を開けるということですね。
らぶフェス2022、御手杵君いないけどな。
きのうは「あとで次の遠征の宿がいいところ見つかったら取ってしまおうか」とか言ってましたが、取りました。もう今取っておかないとろくな宿が残らない。ギリギリになってからだと今ひとつな宿で釈然としないまま過ごすことになる。経験則ですね。
まあここなら、と立地とランクで納得できる場所が、予算ギリギリのプラン出してたのでそこにしました。で、2000円割引のクーポンチケット利用して3万円台。思ってたより安くいける。いがったー。
「また慰安旅行するのか、にゃあ」
そうだね、やるね。
「また何グループかで朝飯夕飯はばらけて飯食って、テケトーに観光して、どっかで管理人さんに出くわす感じか、にゃあ」
そう、それな。
「いいけど、あんまり夜中まで酒呑んで歩くなよにゃ」
え。ダメかい?
「お頭と兄貴たちと御前が心配するにゃ。下手すると電話かけて居場所確認して、迎えに行くとか言い出すにゃ」
そんな過保護な。てゆうか、必ず初期刀・初鍛刀と近侍と補佐はついて歩いてるから。その辺は心配ないから。
「お頭と兄貴たちはそれでいいとしても、御前はたぶん聞かないにゃ」
そんならもう、南泉君、お友達に頼みな。きよみっちゃんとやっさんに頼んで、じーさん連れ回してもらいなよ。
「でも、それやると御前、すげえ金遣ってあいつらに何でも買ってやろうとするにゃ。しかもそこに俺が一緒だと歯止め効かないにゃ」
あー。孫がかわいいのはわかるが、やりかねないな。小遣い上限決めようか? まったくなあ、これだから金銭感覚がぶっ壊れてる爺さんは。
まあ、行くのは9月だから、そこまでに何か対策を考えよう。
9月ならまだビヤホールとかやってるかしら。
しかし今日は何でこんなに疲れてるんだろう。さっきテレビ見てたら寝てたもんな。
これはいかん。
明日はもう元気すぎてめんどくせえくらいてかてかしてきたいところなので、今日はもう早く寝るか。
「よし! それはよい心がけだ! そういうことなら、管理人さんが寝付くまで子守唄でも歌ってやろうか。それとも読み聞かせをしてやろうか? 」
やめて。てゆうかドン包平、管理人さんを子供だと思ってないか。
「半世紀なんて赤子も同然! 100年すぎてからが本番だ! 」
人間はそこまで行ったらもう、死ぬの待つ感じのヨボヨボ加減だからな。
「何だと! それなら貿易に詳しいのは、確か博多だったな。あいつに頼んで人魚の肉を」
やめなさい。
「仕入れさえできれば、あとは光忠か歌仙に食べやすく調理してもらえるぞ。管理人さんは中華が好きだったな? 」
具体的な計画を立てるんじゃない。大体、人魚なんてそんな、絶滅危惧種を殺して捌いて食っちゃったなんてことになったら面倒だぞ。
あーもう、ちょ、数珠丸さーん!
「は? おい、管理人さんそんな、」
「お呼びですか? 」
呼んだ。なんかドン包平が元気有り余ってるから、夜のお茶でも付き合ってクールダウンさせてやってよ。
「そうですか。元気なのは大変よいことですが、もう就寝の時間ですからね。大包平さん、よかったら私とにこちゃんと一緒に、夜のお茶でもいかがでしょうか」
「え、はあ、あ、おお俺がお邪魔してもよろしいのでしょうか」
「もちろんです。にこちゃんも喜んでくれますよ」
よし、これでドン包平は制圧できたな。
明日の薬の支度して、寝る支度しちまうか。
えーと、明日は帰ったら即風呂入って洗濯して、夕飯と片付け済ませて、酒の支度して、そんなもんか。
明日はもうあらゆることをすげえ風速で終わらせなくては。
「おい、あんたまさか『風速四十メートル』とかいうんじゃないだろうな」
ファッ?
「それは石原裕次郎の映画だ」
先回りしてオチをばらすなよう。
「大将のそのネタはしょっちゅう聞くからな、いい加減付き合いが長い俺たちは覚えちまったな」
まじか。
もういよいよ疲れてるな。寝てしまおう。
明日はまじでがんばらないと。